「レイダ」ってどんなワイナリー?
チリ国内の代表的なワイン産地にアコンカグア地方があります。
このアコンカグア地方の南側に位置するレイダバレーと呼ばれるエリアにレイダがあります。
土地の呼び名をそのままワイナリー名にしたということですね。
創業したのは1998年。
それまでブドウを栽培しているワイナリーはこの地域にはなく、レイダが初めてレイダバレーでブドウ栽培を行い、ワインの生産をスタートさせました。
チリ全体で見ればまだまだマイナーな地域ですが、2002年にワイン名に地域名を入れることができる原産地呼称が認められており、今後さらなる品質の向上と美味しいワインの生産が期待されるエリアとなっています。
レイダの所有するブドウ畑は200ヘクタール弱。
あまり大きくはないこの畑のおよそ半分でピノ・ノワールというブドウを栽培しています。
評価が高まったのは2007年以降のこと。
この頃から数々の賞も獲得しています。
インターナショナル・ドリンクス誌の「世界で最も称賛されるワイン・ブランド」にも名を連ねている、要注目のワイナリーです。
「レイダ」が手掛けるチリワインについて
・レイダ・レセルヴァ・ソーヴィニヨン・ブラン
シンプルでありながらも、だからこそ作り手のこだわりが味に表現される単一品種のワイン。
どちらもレイダの人気銘柄です。
レイダ・レセルヴァ・ピノ・ノワール
レイダ所有のブドウ畑のおよそ半分を占めるピノ・ノワールを使った赤ワインです。
20%はフレンチオーク製の樽で半年熟成させたものを使い、残りの80%はステンレスタンクで熟成したものを混ぜています。
これによりタンニンの渋みや香ばしさを抑え、非常に飲みやすくスッキリとしたタイプの赤ワインが出来上がります。
ブドウの味がより生きるようになるので、ピノ・ノワールの本来の味と香りを楽しむことができるでしょう。
2018年のジャパン・ワイン・チャレンジでは金賞を受賞。
価格は1,500円ほどなので、気軽に手に入れられる一本となっています。
レイダ・レセルヴァ・ソーヴィニヨン・ブラン
こちらはソーヴィニヨン・ブランのみを使用した白ワインです。
熟成はステンレスタンクで5ヶ月間行いますが、澱と一緒に熟成させることで、爽やかさの中に深みのある渋みや苦味を落とし込んでいます。
柑橘系の香りにハーブのような生き生きとした匂いも加わって、非常にフレッシュ感溢れる白ワインとなっています。
透明度が高く、繊細な美しさが感じられる色合いも魅力的。
グラスに注ぐのが楽しくなるようなワインです。
価格は1,500円前後。
こちらも2018年のジャパン・ワイン・チャレンジで銀賞を獲得しています。
「レイダ」のまとめ
- レイダはアコンカグア地方のレイダバレーで初めてワイン用のブドウ畑を作ったワイナリー
- オーク樽とステンレスタンクの両方で熟成させたレイダ・レセルヴァ・ピノ・ノワールはスッキリで飲みやすい赤ワイン
- レイダ・レセルヴァ・ソーヴィニヨン・ブランは見た目にも美しく深みのある渋みが感じられる白ワイン