
「コンチャ・イ・トロ」ってどんなワイナリー?
チリワインの中で最も大きく最も有名なワイナリーを挙げるなら、なんと言ってもコンチャ・イ・トロでしょう。
コンチャ・イ・トロは1883年に設立されたワイナリーで、創立者はスペインの貴族一族であるメルチョル・コンチャ・イ・トロという人物。
フランスのボルドーから各種ブドウの苗木を輸入し、セントラル・バレー地方のマイポバレーという場所にブドウ畑をこしらえました。
コンチャ・イ・トロの最大の特徴は、その規模の大きさです。
このワイナリーの持つブドウ畑はすでに10,000ヘクタールを超えており、今なお拡大中。
売上高も1,000億円オーバーで、ワインの生産量は3,000万ケースを超えるそうです。
ちなみにブドウ畑の面積は、チリ国内だけではなく世界で見てもNo.1。
生産量も世界第3位ですから、その規模の大きさがよくわかるでしょう。
質より量で勝負しているわけではなく、ワインの質でも高い評価を獲得。
高級路線のワインブランドも生み出しており、評論家やワイン好きからも賛美されています。
「コンチャ・イ・トロ」が手掛けるチリワインについて
画像引用元:https://www.kirin.co.jp/products/wine/cyt/
・サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン
世界的に有名で、コンチャ・イ・トロの中でも売れ筋のワインです。
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン
フロンテラ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、その名の通りカベルネ・ソーヴィニヨンをふんだんに使用した赤ワインです。
このフロンテラというブランドは、世界で最も売れているチリワインと言われているほど。
その中でもフロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨンは定番の一本なので、このワインを飲まずしてチリワインを語ることはできないでしょう。
プラムのような、酸味と甘みのバランスのとれた香りが特徴的です。
ドライフルーツのような甘い香りも漂い、チョコレートの風味も感じさせてくれます。
タンニンもしっかりとあるので、物足りなさは感じないでしょう。
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨンの最大の特徴は、500円前後で購入できるという圧倒的なコストパフォーマンスです。
サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン
サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨンの原料となっているブドウは、コンチャ・イ・トロの畑の中でもとりわけ太陽の光を浴びています。
年間300日程度太陽の光が当たった畑で育ったブドウのみを使って作られている、こだわりの赤ワインなんです。
とてもフルーティーですが、若々しさも感じられます。
甘味はとても落ち着いていて、適度な重みもあり、いろんな表情を見せてくれる赤ワインとなっています。
価格は1,000円ほど。
スーパーなどでも見かけられる赤ワインなので、とても手が出しやすいはずです。
「コンチャ・イ・トロ」のまとめ
- 世界で最も広いブドウ畑を持つコンチャ・イ・トロはチリを代表する巨大ワイナリー
- 生産量や売上高も世界トップレベルで、品質の高いワインを作っていることでも有名
- フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨンは世界で最も売れているチリの赤ワイン
- 低価格で手に入れやすいサンライズ カベルネ・ソーヴィニヨンは味も抜群