
「ヴィーニャ・エラスリス」ってどんなワイナリー?
ヴィーニャ・エラスリスの設立は1870年と、とても長い歴史を持っています。
アコンカグア地方という産地にブドウ畑とワイナリーを持っており、このエリアはヴィーニャ・エラスリスの畑でほぼ占められていると言われています。
設立したのはドン・マキシミアーノ・エラスリスという人物。
この人はブドウ畑の環境を何よりも重視し、ワインの質にこだわったことでも知られています。
その結果、ミシュランの星を持っている一流レストランに認められ、高級レストランのワインリストにも名を連ねるようになりました。
2004年には、数々の超有名ワインよりも高い評価を受け、世界一の称号を手にしました。
このとき参加したのはヴィーニャ・エラスリスのほか、ラトゥールやマルゴーなど、ヨーロッパの一流ワイナリーたち。
ワイナリーや銘柄を隠してテイスティングした結果、ワイン評論家たちがヴィーニャ・エラスリスを選んだわけですから、その実力は疑う余地がありません。
「ヴィーニャ・エラスリス」が手掛けるチリワインについて
・アコンカグア・コースタ・ソーヴィニヨン・ブラン
どちらもヴィーニャ・エラスリスの中ではかなりリーズナブルなワインとなっています。
マックス・レゼルヴァ・ピノ・ノワール
ピノ・ノワールだけで作られた赤ワインです。
ピノ・ノワールは比較的色の薄いブドウですが、マックス・レゼルヴァ・ピノ・ノワールは、とても濃い色を持っています。
味わいはバラのような気品溢れる香りに、チェリーのような甘酸っぱさも合わさり、とても上品さを感じさせてくれます。
そこに土の香りも加わることで、非常に複雑なアロマを楽しむことができるでしょう。
香りは複雑ですが、味わいは比較的シンプルです。
口当たりも優しいですし、わずかにスパイシーな味わいやスモーキーな風味は感じるものの、とても飲みやすく仕上げられています。
赤ワインを飲み始めたばかりの人でも美味しさが実感できるでしょう。
2,500円前後の価格帯となっています。
ヴィーニャ・エラスリスのワインの中ではかなり安い方ですし、この質の良さを考えれば納得できるでしょう。
アコンカグア・コースタ・ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランのみで作られているので、単一品種の白ワインを探している人にもおすすめできる一本となっています。
特徴は、柑橘系フルーツのスッキリとした香りと、ハーブのようなサッパリとした香りの共演です。
香れば香るほど病みつきになる匂いを、このワインは持っています。
口に含むと、酸味を感じるでしょう。
そこにちょっとした塩気が加わり、酸味を穏やかにしてくれます。
口当たりは滑らかながら濃密で、確かな余韻が残るところも、このワインの魅力です。
価格は3,500〜4,000円ほど。
ワイン初心者にとっては高めと感じるかもしれませんが、これもヴィーニャ・エラスリスのワインの中では低価格帯。
それだけ質が高いということです。
「ヴィーニャ・エラスリス」のまとめ
- 150年ほどの歴史を持つヴィーニャ・エラスリスはアコンカグア地方を代表するワイナリー
- 複雑な香りと味が楽しめるマックス・レゼルヴァ・ピノ・ノワールは納得感が得られる赤ワイン
- 高級感のあるアコンカグア・コースタ・ソーヴィニヨン・ブランは贅沢な口当たりが魅力